当サイトについて
数学ってつまんなくね? 意味不明じゃね? なんで動くんだよ点P! 池の周りを走るな!
こんなこと思ったことはありませんか?
もしくは、サインとかコサインとか何に使うんだよ! 加法定理!?呪文かよ! 微分なんて知らなくても生きていけるよ!
こんな思いを抱えたまま受験に突入しませんでしたか?
当サイトでは、高校生・大学生・社会人に向けて数学の楽しみ方を解説していきます。
特に、学生時代に数学が面白く感じられなかった人に少しでも魅力を伝えられたらと思っています。
数学を学び直したい社会人の方、大歓迎です!!
ぜひ一緒に学びを深めていきませんか??
数学の楽しみ方は主に3つです。
研究する楽しみ・知る楽しみ&使う楽しみ・問題を解く楽しみ
順にみていきましょう!
研究する楽しみ
「数学を研究する」という文言を見ると、いかにも難しそうな、仰々しいイメージをもつ方が多いと思います。
しかし、大学の教授たちや大学院生たちがやっているような本格的な研究よりも、もっとカジュアルな次元で研究を楽しむこともできます。というより本来、研究活動はカジュアルでとっつきやすく、知的好奇心を刺激する楽しいものです。
ポイントとなるのは、次の4つの視点。
① 観察すること
② 規則性を見つけること
③ 証明すること
④ 条件を変えて再度観察すること
特に④が楽しいです。一般化と言います。こうご期待!
知る楽しみ・使う楽しみ
太古の昔から、多くの数学は何かの問題を解決するためのツールとして発達してきました。
なぜその数学が生まれたのか。そういった背景は受験戦争で問題を解いているだけだと中々見えてきません。
じゃ、数学は一部の人しか使う機会がないのかというと、そういうわけでもなく、世の中の色々な場面で役に立っています。
気づきにくいだけで。
数学の活用場面を知ることで、グッと数学が身近に感じられ、学ぶのが楽しくなっていきます。
問題を解く楽しみ
定期試験や模試で高得点をとれたことが数学を好きになったきっかけだという人は多いのではないでしょうか。
入試は大学の先生たちが受験生の能力を計るために頭を悩ませながらようやく作り出したある種の芸術作品で、それがどんどん解けるようになる過程は間違いなく楽しいものです。
では、どのように入試問題にアプローチしていくのか。
難しい問題であっても、基礎的な知識の組み合わせであり、その問題を構成するパーツ一つ一つのレベルまで分解すれば、それほど苦戦することなく解けてしまうものです。
問題を解くうえで、どのような条件に着目して、どのような発想で基礎知識をつなげていくのか、その組み合わせ方を解説していきたいと思います。
問題を解く楽しみのカテゴリーは、特に受験生にささげようと思います。
プロフィール
HD:じゅん
2014/3 某県立高校卒業
2014/4-2018/3 某国公立大学
(教育学部 数学科)
2018/4-2019/3 公立学校教員
2019/4 現職
大学入試対策・高校入試対策を中心として、高校生・中学生に数学を教える
好きな数学:代数的整数論。大学時代にノイキルヒという黄色い鈍器のような本を常にカバンに忍ばせていた。
中学・高校時代
数学がつまらない。何のために勉強してるのか分からない。受験以外で数学をやる意味あるの?
誰もが一度はこんな思いをもったことがあるのではないでしょうか?学生時代の僕もその一人です。
実際、日常生活で2次方程式を使ったことのある人がどれだけいるでしょう。
そう、生活の中で数学を使うことってほとんどありません。
せいぜい買い物の時に四則演算を使うくらいです。それで十分なんです。
でも学校では解の公式とか、三平方の定理とか、池の周りを逆に走る珍妙な二人組とかを習います。
学ぶ意味がよく分からないまま、受験戦争に突入して、とりあえず公式の使い方を覚えて乗り切って、
受験が終わったら春の訪れとともに我々の脳内から消えていく。それが受験数学なんじゃないかと思います。
中学生の時僕は実際にそう思ってました。でも数学って本当にそんなものでしょうか?
その程度のものが紀元前から何千年もの時を超えて現代まで受け継がれるものなのでしょうか?
そうは思えませんでした。きっと何かしら楽しいポイントがるのだろうと思えました。
なので高校では学習時間を数学に全振りしてみました。
結果として、入試問題はどれでも大体解けるようになり、模試でも大体の大学でA判定が取れるようになりました。
でもそれだけで、数学の楽しさはいまいちわかりませんでした。
そこで、大学でも数学を学んでみることにしました。学部は理学部ではなく、教育学部。
なぜ理学部ではないのか。
数学そのものを深く知りたいというよりは、数学の楽しみ方が知りたかったからです。
大学ではちょっとだけ数学の楽しみ方が分かってきました。
それから色々あって、社会人1年目は公立学校の教員として過ごしました。
教育界のトレンド
いま、教育界ではアクティブラーニングが大切だといって推奨されています。新任研修で絶対一度は聞く単語です。
主体的・対話的で深い学び。
そういった学びを通して思考力・判断力・表現力を身に着けて行こう!といった方向性です。
そういった思考力・判断力・表現力を入試で問うていくため、センター試験が廃止されて新たに共通テストが始まりました。
共通テストの試行調査の問題を見たとき、また、実施1年目も問題を見たとき、
もっと数学を楽しんでいこうぜ!学校の授業でどのくらい数学を楽しんでやっていたか見せてくれよ!
そんな問題作成者の声が聞こえた気がしました。
もちろん、作成者サイドもまだまだ模索中の段階でしょうし、うまくいった取り組みもあれば、失敗した取り組みもあるといった状況だと思うのですが、方向性としては、従来の公式の使い方と解法暗記の質に重点が置かれていたセンター試験から脱却したいという意思を感じます。
要領よく解法をインプットする力よりも、大学で数学を研究していく素養や、数学を道具として生活場面で活用していく素養(特にデータの分析や確率統計の分野)に重点を置いていきたいのだと思います。(統計処理の計算が数学的思考力を要するものかといわれると、またそれは別の問題ですが)
じゃ、これらの力がどうやったら身に着くかというと、シンプルです。
入試に出るとか出ないとか、そういう次元を超えて、数学を楽しんだ者にだけ見える景色を眺めたことがあるかどうか。
その景色を見せるために、教える側がどれだけ工夫できるか。
そういったことが今後求められていくのだろうなと思いました。
サイト設立への思い
公立学校で教員をやってみて思ったこと。それはこうです。
数学の楽しさを伝えるには、授業では時間が足りなさすぎる!!
そう。数学は楽しいものではあるのですが、楽しさが分かってくるためにはある程度準備がいります。
結果として、楽しい部分を見せる前に試験一週間前とかになって、限られた授業数の中で試験範囲を終わらせるので精一杯。
放課後とかに自発的に質問に来る生徒にはたっぷり時間を使って色々伝えることができますが、そういった生徒はおそらく僕の助けがなくとも自分で数学の楽しさにたどり着けると思うんです。
学生時代の僕のような人、特に数学を楽しめないまま社会人になって、数学に接する機会すら少ない人。
こんな人たちに発信ができる場が欲しくて、当サイトを立ち上げるに至りました。
精一杯数学を楽しむきっかけとなるような記事を書いきますので、ご支援よろしくお願いします!!